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2015年マーケティングオートメーションプラットフォームガイド(前編) 〜Oracle(旧Eloqua)、HubSpot〜

2015/12/10

Author:Shohei Toguri

2015年マーケティングオートメーションプラットフォームガイド(前編) 〜Oracle(旧Eloqua)、HubSpot〜

マーケティングオートメーション

急激なテクノロジーの発展により、マーケティングオートメーションを開発し販売するベンダーが独立系、非独立系を含め増加しています。

マーケティングオートメーションの導入と運用を成功させるには、自社の課題が明確であることが大前提です。そして、その課題を解決するための手段としてマーケティングオートメーションが存在しており、目的を達成するためにメールや、リストセグメンテーション、スコアリングなどの手段でプロセスを最適化するためのシナリオをたて、マーケティングオートメーションというツールがそのプロセスを自動化してマーケターを手助けしてくれます。

とはいうものの、目的を明確化させた後にいざツールの選定に入ると数が多くて明確によく分からない、というケースも多くあります。各ベンダーが販売するマーケティングオートメーションにはそれぞれの色があり、企業の抱えている課題、その対象となっている顧客像もそれぞれ異なります。また、顧客像がB2B、B2C、NPOなのかどうかによって、より向いているツールも存在します。本日は、多くのベンダーが提供しているマーケティングオートメーションと言われる(それに準ずる、もしくはそれを超える)製品の中で、日本でも注目を浴びている製品サービスのご紹介をさせていただきます。

注記:こちらで紹介させていただいている情報は時間が経過すれば最新の情報ではなくなります。最新の情報スペックなどは各ベンダーのウェブサイトよりご覧ください。

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2015年マーケティングオートメーションプラットフォームガイド(後編) 〜Marketo、Pardot 、Act-On〜

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星の数ほどあるベンダーに対するマーケットの評価とは?

まずこちらをご覧ください。

 

G2 Crowd Grid for Marketing Automation Software

 

こちらは、G2 Crowdという30万人以上のソフトウェアユーザーに目を通される42,000件に及ぶレビューを提供し、様々なツールベンダーを選択する際に参考になる情報を提供している企業が公開している資料です。

ご覧いただけるように様々なマーケティングオートメーションのツールが存在しており、日本で確認することができるツールも数多く見ることができます。この図は、顧客満足度(ユーザーのレビュー)、スケール(マーケットシェア、ベンダーのサイズ、ソーシャルへの影響力)などを考慮され作成されています。それら要素を大きく4つに分けると、 以下のようになります。

▼Leaders(右上)

G2 Crowdのユーザーが一様にして高い評価をしており、企業サイズも十分なサイズ、マーケットシェア、グローバルでのサポート、サービスに対する教育的なリソースを提供している企業群。こちらのセクションには、Marketo、HubSpot、Pardot、Act-On、Oracle(旧Eloqua)が含まれています。

▼High Performers(右下)

実際のユーザーから高い評価を得ているが、十分なマーケットシェアがなく、ベンダーのサイズもLeadersには含み難い企業群。このセクションには、OutMarket、LeadSquared、GreenRope、ThriveHive、Salesfusion、Net-Results、Hatchbuck、Autopilot、ActiveDEMAND、eTrique、Right On Interactive、ShartSpringとe Triqueなどが含まれています。

▼Contenders(左上)
マーケットでの存在感とリソースを持ち合わせているのだが、実際のユーザーからの満足度が平均以下かつ十分な評価をするためのレビューがされていない企業群。Infusionsoft、IBM Campaign、Adobe Campaign、Silverpop、an IBM Companyなどが含まれています。

▼Niche(左下)

この企業群はLeadersのようなマーケットへの存在感がないが、顧客からは高い評価を受けている可能性が高いが、Contendersと同様に十分な数のレビューがなく評価がし難い企業群。このセクションには、ONTRAPORT、CallidusCloud Marketing Automation、Plumb5、Sales Engine InternationalとTeradata Integrated Marketing Managementなどが含まれています。

(参照先はこちら:G2 Crowd Grid for Marketing Automation Software

この中で一番先に注目に値するのが、Leadersに属する企業群です。Leadersに入る条件の一つに、グローバル展開をしているかどうかという項目があり、それが日本のマーケターの皆様が目にするきっかけにもなっています。また、グルーバル展開を積極的にしていない他の企業群と比較して導入に対してハードルが低いとも言えるかと思います。

Leadersの企業は、G2 Crowdが上記の4要素を考慮し独自の採点を行っています。

G2 score 87:HubSpot
G2 score 83:Pardot
G2 score 79:Marketo
G2 score 78:Oracle(旧Eloqua)
G2 score 78:Act-On

というスコアが与えられており、評価者たちのレビューを見ると一様に評価が高く、評価の数も十分に参考に値します。

しかし、あくまでここで考慮しなくてはいけないことはこのスコアではではなく、ベンダーのサービスが自社の抱える課題解決に対してフィットしているかどうかです。重要なことは、自社の戦略とマッチしているソリューションであるかを考え抜くことです。スコアの高いツールが、自動的に自社の課題を解決するわけではありません。あくまで解決をするのはその使用者であるご自身や、同じプロジェクトに関わる人たちです。

また、自社の課題解決に向いているかどうかに加えて、ツールが大企業向きなのか、中小企業向きなのか、自社のツールを触る実務担当者がHTML/CSSを触ることができるのかなどのリテラシーレベル、マーケティングやセールスの組織構成、予算など考慮することが多くあります。また、マーケティングのファネルのどこに弱みが存在し、どのように克服しなくてはいけないのか、なども考慮する必要が有ります。

ベンダーの製品・サービスの利用を試みる場合は、少し時間をおいて組織内での課題やボトルネックになっている問題のあぶりだしを最初に行うことをおすすめします。一概には言えませんが、マーケティングオートメーションの本格導入と本格利用には時間を要すことがあり、全体戦略を描けていないとその能力を発揮することが難しいからです。

(詳しくはこちら:“2015年:海外のマーケティングオートメーションの現状とは?“)

このスコアを一概に丸のみにされず参考程度にされて下さい。また、実際の製品紹介などに加えて、G2 Crowdにて、各ベンダーに星を4つ以上つけ、直近でレビューをしていると思われるユーザーを無作為に選択して簡単に意訳した声も以下にまとめましたので、そちらもぜひご参考になさってください。

実力注目共に秀でているマーケティングオートメーションベンダーたち

現在日本で注目を浴びている海外のマーケティングオートメーションは複数あり、その数は徐々に伸びてきています。国内産のツールの数も徐々に増えてきており、さらなる市場での競争が激化してくると考えられます。その中で注目を浴びている国外産のツールを幾つかご紹介させていただきます(2015年12月現在)。

Oracle(旧Eloqua)

▼価格帯:月間$2,000US〜

紹介ビデオ


▼ユーザーインターフェースの外観

画像1


▼G2 Crowdのユーザーによる評価点:3.9ポイント(5点満点)

▼G2 Crowdのユーザーによるレビュー数:198件

特徴と評価(G2 Crowdより)

• Eloquaはマーケティングオートメーションとしてとても優れています。Eloqua Universityも経験がないユーザーにも素晴らしいリソースです。サポートも非常に高いレベル。プログラムビルダーとのいう機能のユーザーインターフェースがユーザーフレンドリーとは言い難い。また、CRMとの連携をしようとしたが、ITサポートを非常に要してとても難しかった。

• Eloqua Universityが非常に素晴らしく、科目が充実しておりとても注目に値するものだとおもいます。また、キャンペーン、ランディングページ、フォーム、セグメンテーションを行うことが比較的容易です。リードスコアリングはまだ改善が必要かと思います。

• 一番好きなところは、データと連携のマネージメントを行う点で、マーケターにとって非常に融通が利くところです。しかし、Eloquaができる機能が多いため、自分の職務時間内にすべきことができない、という問題を私自身抱えています。

製品を導入する上での既存ユーザーからのアドバイス(G2 Crowdより):

• Eloquaは基本的なマーケティングオートメーションのタスクを非常にうまく進めてくれます。ただし、適任なITサポートがいないとCRMとの連携などが難しいでしょう。

• 今まで利用してきた3つのルールの中で間違いなく最もよいとおもう。

• 導入前にリサーチをとにかく行い、自社で何がしたくて、何のために費用を払っているか、関係者やユーザーなどにも問いかけるようにしましょう。

所感

上記のG2 Crowdのレビューや、その他の評価者の声を見る限り、高度な経験とITスキルを持ち、企業サイズが大きい企業の担当者から高評価を得ているケースが多いように感じます。また、導入企業のマーケターが自社内や外部のITチームと近距離で働ける環境にもあるように感じ、大企業ならではの導入ハードルをクリアしやすい条件が揃っている様子です。他のレビューと比較してもテクニカルなレビューと充実した教育プロブラムに対しての評価が多い感じを受けます。また、レビューの日時が比較的古いため、製品アップデートに評価レビューが付いていっていない可能性が高いと思われます。

HubSpot

▼価格帯:月間$200US〜

▼紹介ビデオ


▼ユーザーインターフェースの外観

画像2


▼G2 Crowdのユーザーによる評価点:4.6ポイント(5点満点)

▼G2 Crowdのユーザーによるレビュー数:909件

特徴と評価(G2 Crowdより)

• ソーシャルメディアやEメールマーケティグなどをばらばらに行わずに、一箇所へ集め統一感のあるマーケティング、インバウンドマーケティングを行うことができる。一方で、プロダクトのアップデートの頻度がかなり高く、HubSpotの契約更新回りなどの請求回りが弱い感じがする。

• HubSpotの導入前にMarketo、PardotとEloquaを利用してみて感じたことは、HubSpotが最もダイナミックで一番使いやすいマーケティングオートメーションであったことです。気になる箇所は、導入プロセスがマーケティングストラテジーに注力するものでしたが、もう少し実際のソフトウェアの利用の仕方についてフォーカスして欲しかった。

• この市場の中で、最も包括的にインバウンドマーケティングを行うことができるツールだと思います。また、インバウンド戦略ために必要なツールがすべて含まれており、ダイナミックで常に新機能と改善が続いているツールです。気になる点はあまりないのですが、HubSpot内の内部的なコンテンツのさらなる改善があると良いかと思います。

製品を導入する上での既存ユーザーからのアドバイス(G2 Crowdより):

• フリートライアルをいきなり行わないことをおすすめします。まずは、HubSpotのリソースでInbound Certificateを取得するなどし、インバウンドキャンペーンを作成することから始めることをお勧めします。

• すべての機能を試すために30日間の無料トライアルを試すことをお勧めします。また、すでにHubSpotのユーザーである人たちにアドバイスを求めることもお勧めします。

• HubSpotはインバウンド戦略を行うための機能をすべて適用してくれているが、あなた自身がどのようにベストプラクティを習得できるか、どのように実行するかに時間をかけるようにしてください。

所感

導入している企業サイズが中小規模および1,000人以上の規模もあり、テクニカルな評価が全般的に少ない反面、マーケティング戦略面の重要性にフォーカスしている担当者からの評価が多い様子です。マーケティング担当者が自分自身、もしくは数人規模のチーム担当者から大きな評価を得ています。また、ユーザー同士のコミュニティーに対して一定の評価を与えるユーザーも多く見受けます。

前編まとめ

現状の日本で、導入事例やこのような評価を公に出している企業様はまだ多くはありません。

今回は前編として、海外でのマーケティングオートメーションの評価とベンダー2社の評価についてご紹介しました。

次回は、引き続き、ワンマーケティング株式会社が導入・活用支援をされているMarketoをはじめ、3社のベンダー評価についてご紹介します。

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