BtoBマーケティングの必要性BtoBマーケティングは、ますます必要となるでしょう。良いモノを作れば売れるという時代ではありません。つまり、製品が同質化していくなかで、改めて営業力が問われる時代に再突入してきています。しかし単なる営業の質を上げるには、限界があります。第一に、お客様側の視点でみると購入手段や、情報収集のソースが多様化しており、属人的な営業体制では限界があるという点。第二に、営業側の視点でみると人的リソース不足や目標設定の短期化は、むしろ質の低下に拍車をかけているという点。以上の点からも営業力を強化するには、営業個人ではなく、組織としての後方支援が必要と考えています。その後方支援こそがマーケティングです。マーケティングは、法人営業を強くするためにこそあると考えています。BtoBマーケティングを取り巻く2018年BtoBマーケティングを取り巻く環境は、2017年で随分と変わってきました。マーケティングオートメーション(MA)を導入する企業も増え、相対的にMAとは何であるか、などの理解も深まってきたと思います。しかし一方で、MAを正しく使えていない、運用ができていない、社内間ルールの未整備、データ不備の多さ、既存システムとの未連携など、実行すればするほど、新たな課題が浮き彫りになっています。ですが、この課題が浮き彫りになっている姿は、むしろ健全な姿です。企業を取り巻くデータは倍々ゲームで増えてきます。これらの膨大なデータを有効なものにするための解決策を模索していくことのほうが重要です。MAを導入するということは、業務改革そのものです。これを機会ととらえて、今まで溜まっていた課題を解決していくことに専念していける会社こそが、最強の営業組織を構築することができるでしょう。ワンマーケティングの存在意義MAツールベンダーは、導入して終了してしまっているのが現状です。一方でコンテンツやWeb制作会社は、MAのことをあまり理解していないために、Web×MAのシナジーが発揮できないなどの課題もあります。そこで、マーケティングオートメーションを理解しながら、コンテンツやWebを制作できることが、重要なポイントとなります。つまり、売るための設計図を作成しながら、その設計図を組み立てるために必要なコンテンツ作成やMAを高度に運用できる点が、この先、重要になると確信しています。さらに、マルチチャネルな接点の創出とそれらのアクティビティデータの統合、そしてアカウントデータの統合(いわゆるABM)は、ますます重要となるでしょう。ワンマーケティングでは、MAを軸にコンテンツ制作やABMのソリューションを強化するため、各社とのアライアンスを進めてきました。18年度はWebコンテンツ、MA導入・運用に加えて、ABMの三本軸をコアサービスとして展開し、マーケティングで皆様の法人営業の強化を支援してまいります。2018年もワンマーケティングをどうぞよろしくお願い申し上げます。