メルマガの改善をしたいと考えているがいざ手をつけようするとどこから始めれば良いかわからない。そう思われたことはないでしょうか?メルマガ改善は、要素を分解し一つずつ検証していくことで結果が出るようになります。「メルマガ」と一つの枠にくくってしまいがちですが、中身は複数の要素から成り立っているためです。本記事ではメルマガに使われている要素について詳しく解説していきます。要素とは?メルマガを分解するメルマガは次のように分けることができます。・差出人・件名・ヘッダー(ロゴやタイトルが書かれている事が多い)・本文・フッター(署名)分解ができたら、何の目的でどの要素を改善すればよいのかをご紹介します。改善内容開封率をアップする:①件名メルマガを人に例えると、件名は第一印象に当たります。第一印象でその人に興味を持てば、中身も知りたいと思うのではないでしょうか。メルマガも同様に件名に興味を持たれなければ開封されず、開封されなければ本文に良い情報が書かれていても意味がありません。開封率アップが見込める件名には以下のようなパターンがあります。・メリットの訴求(例:【必見!】〇〇の情報をお届け)・解決策の提示(例:〇〇のポイントとは?/〇〇について解説)・限定感を出す(例:このメールを見た方限定~)反対に、製品名だけの記載や文字が文字が長すぎるものはNGです。一目で内容がわかるよう20文字前後で作成するように心がけましょう。開封率をアップする:②差出人差出人を変更するのも一つの方法として挙げられます。例:「鈴木(名字のみ):○○○○○株式会社」「鈴木優香(フルネーム):○○○○○株式会社」取引先や認知度が高いブランド名は安心できる点から開封率が高くなる傾向にあります。弊社で支援させていただいている企業様の中では、実際に宛名を個人名にすることでメールの開封率が約2%ほど、向上したという例もあります。差出人変更は、一番初めに手をつける取っ掛かりとして対応しやすい部分かと思います。CTR(クリック率)をアップする:①本文メルマガを配信する目的は何でしょうか?製品紹介?ブログ記事更新のお知らせ?セミナー案内?それぞれにあった見せ方があります。忘れてはいけないのが受信者側の視点になることです。本文はつい熱が入り内容を詳細に記載しがちですが、長文になると受信側の負担になり、有益な情報を見る前に離脱する可能性があります。メールを見てすぐにクリックできるよう簡潔にまとめ、リンク先へ誘導することを意識しましょう。HTMLメールで配信する場合、画像を入れることができるため、開封した際のインパクトを出すことができます。セミナーやブログ記事の案内だと画像にタイトルを入れたり、製品紹介メールだと製品画像や使用例の画像が入っているとイメージが湧きやすいでしょう。リンク先をボタンとして配置することで、視認性を上げ訴求しやすくなります。同様の理由でファーストビューにボタンが入っていることが望ましいです。テキストメールは画像や色のメリハリがない分、工夫が必要です。各見出しには本文と区別するため罫線で囲み、リンクは「詳細はこちら▼」のように記載することでリンク先を示します。また、件名と本文の内容が乖離していないか注意が必要です。せっかく開封しても本文が期待はずれだとクリックに繋がらないため、件名と本文がずれていないかもポイントになります。MAの機能をりようすると、本文やABテストを行うことができます。複数案を出し、その中でも効果が見込める文章で訴求するのも、CTRを向上させる手段の一つです。CTRをアップする:②配信日時ターゲットとする受信者に合わせて配信日時を検討することも大切です。(朝:8:00・9:00/昼:12:00・13:00/夕:15:00・16:00/帰宅前:17:00・18:00、等)受信者の行動から仮説を立て、配信し、結果が良ければ継続、悪ければ別のパターンで検証します。検証を続けることで目に留めてもらえる機会が増え、CTRアップにつながっていきます。扱う商品やサービス、ターゲットによっても異なりますが、弊社ではメルマガの配信日時を午前10時に設定してから、CTRが約10%(4%→14%)高くなりました。BtoB企業の担当者の方は、是非ご参考ください。まとめいかがでしたでしょうか?着手しづらいと思っていた内容も実は分解するとそれほど難しくはありません。一つ要素を決めたら実行し・計測・改善を繰り返します。地道なことではありますが、それがターゲットの傾向を把握する上で重要な対策となります。本記事が御社のマーケティング活動の一助になれば幸いです。