Content Marketing Institute社:コンテンツマーケティングの未来Content Marketing Institute社のジョー・ピューリッジ氏によるコンテンツマーケティングについての講演。20年間コンテンツマーケティングに携わった豊富な経験から、コンテンツマーケティングを進める具体的なステップや今後のコンテンツマーケティングのあり方など、目からウロコの情報を惜しみなく共有いただきました。「最低でも(コンテンツマーケティングには)1年は時間が必要」「マネタイズは最後のステップ」など、「コンテンツマーケティングは目先の利益に囚われず、いかに時間をかけてコミットしていくかが重要である」ということを改めて認識させられる内容となっていました。SATORI社:2017年マーケティングオートメーション実践編 ~国産SATORIリードジェンからスコアリングまで、実際の画面を使ってご紹介~設立15ヶ月と設立間もない企業ながら、中小企業を中心に数多くのクライアントを抱えるSATORI社代表・植山浩介氏の講演。SATORI社のツール「SATORI」のデモを確認しながら、MAツール運用のポイントをご紹介されていました。MAツール利用の中級編のような内容で、MAのスコアリングをシンプルかつ応用可能にするキラーコンテンツの紹介や外部サイトの利用する裏技など、勉強になるコンテンツが盛りだくさん。時間ギリギリいっぱいまで熱のこもった講演をしていた植山氏の姿が印象的。エンジニア出身ということもあり、サービスに対する愛情がヒシヒシと伝わってきました。Nexal社:機械学習と個客心理に基づく コミュニケーション・シナリオNexal社代表取締役・上島千鶴氏による、行動パターンを機会学習と顧客心理に基づくコミュニケーション・シナリオ構成についての講演。来場者のニーズに合わせてBtoBとBtoC両方のケースにて、チャネルを横断したコミュニケーション・シナリオについてご紹介されていました。MAツール導入企業がハマりがちなスコア設定について「人間の手で行わない方がいい」と、はっきりと宣言していた様が痛快。コミュニケーション・シナリオの重要性を理解しながらも、なかなかシナリオを描くことができない担当者に対して、非常に有益なお話になったことでしょう。ワンマーケティング:受注率80%を実現したシンプルなMA活用法とは!? 成功企業からTIPSを学ぶ実践講座ワンマーケティングの講演は、弊社垣内による営業主導型からマーケティング主導型の戦略への転換の提起から始まり、ニアショア開発推進機構の小林亮介氏によるMA活用方法におけるTIPSをご説明いただきました。小林氏はワンマーケティングが展開するMAツール「mabot」を利用。MAツールのベンダーが活用方法や他社実績を語る形式の講演が多い中で、実際にMAツールを導入している担当者の生の声が聞ける講演だったため、より具体的かつリアルな情報が展開されました。小林氏自身もMAツールの存在を知った当初は「お金を生み出す魔法の小槌のようなもの」だと思っていたそう。しかし、運用を始めた現在では「自社のステージにあったもの(MAツール)を導入し、ステップアップしていくことが大事」と、MAツールをどう活用していくかの重要性を説き、講演を締めくくりました。公演後に直接お話を伺いにくる担当者様の姿も見受けられ、満足度の高さが伺えました。ワンマーケティングのブース緑と白を基調としたブース。MAツール「mabot」の紹介、デモを実施。※mabotの詳細はこちらからまとめ2日間に渡って行われたマーケティングテクノロジーフェア。いくつかのブースや講演を周りましたが、やはりABMやMA関連のブース、コンテンツが多かったように感じられます。ハンモック社のブース赤いブースで目立っていたハンモック社のブース。ABMを切り口にMAやSFAツールを展開。ランドスケイプ社のブース青いブースのランドスケイプ社。こちらはABMやMAツール利用において重要な顧客データ管理について展開。各ブースや講演で特に感じられたことは、各社とも「ツールそのものよりも、ツールをどのように活用するか」の重要性について力を入れて啓蒙している点です。その結果、根強く残るMAツールへの過大な幻想を解きほぐし、各ベンダーとマーケッターとの距離を縮める展示会となっていたのではないでしょうか。今後のBtoBマーケティングがどのように発展していくのか。非常に楽しみな1年になりそうです。