2025年11月21日(金)、品川シーズンテラス にて、初の自社主催コミュニティイベント 「SIGNAL B2B Meetup Vol.1」を開催しました。本イベントは、企業の成長戦略において重要性が高まり続ける Go-to-Market(GTM)戦略 を主テーマに掲げ、業界内外から注目を集めるDMIモデルの解説と、生成AIを用いた“実践型ワークショップ”を組み合わせた新しい学びの場です。ゲストスピーカーには、クラレ株式会社 経営企画室の中東孝夫氏をお招きしました。当日の様子を流れに沿ってレポートいたします。SIGNAL B2B Meetup Vol.1の特設サイト>>https://www.onemarketing.jp/seminar/event/251121_onemeetup■ オープニングワンマーケティング代表・垣内よりご挨拶オープニングでは、当社代表の垣内より、BtoBマーケティングに向き合う私たちの姿勢と、本イベント開催に込めた想いをお伝えしました。垣内は、自社が印刷事業を中心とした時期から、BtoBマーケティング支援会社として事業変革を遂げてきた背景を説明。その過程で中東氏と出会い、BtoB領域の成長可能性と奥深さに気づかされたことが、本日のオフラインイベントの開催に繋がっていると語りました。■ 基調講演「GTM戦略とは何か? なぜ今、必要とされるのか?」クラレ株式会社 経営企画室 中東孝夫氏基調講演では、国内外の大手や外資系ソフトウェア企業、メガベンチャーなどを経験し、約30年にわたりマーケティングに携わってきた中東氏より “GTMの本質” がわかりやすく解説されました。● GTMとは何かGTMは「価値を市場に届けるまでの一連のプロセスを再現性高く実行するための“共通言語”」。部署や職種をまたいだ整合性を生む重要なフレームです。中でもデジタルマーケティング研究機構(DMI)が提唱する「GTM DMIモデル Ver1.0」は、各企業が独自の定義で語るGTMに対し、共通基盤を作る必要性から、DMIが1年以上の議論を経て開発したもの。“誰でも同じ視界で議論できる”ことを目的に作られています。BtoBの場合は、「Market & Account」「Buyer & Value」「Channel & Engagement」という3つのレイヤーに分け、さらにブレイクダウンした合計10項目について明確化していく必要があるといった話が語られました。● AI × GTM:戦略立案の“速度と網羅性”を変える生成AI加えて、AIを活用した戦略立案の最新アプローチを紹介。「GTMは“情報の広さと深さ”の勝負だが、AIの登場で“圧倒的な網羅性と深さに加え、さらにスピード”が手に入った」という言葉が象徴するように、生成AIは、従来数週間から数か月かかっていた市場調査・競合分析を“数分”に短縮。しかも抜け漏れを極力防いだ状態で進められることが強調されました。その勢いのまま、ワークショップパートへと進行します。■ 実践ワークショップ/グループディスカッション●実践ワークショップ:“マスタープロンプト” を使って自社の戦略ドラフトを生成実践ワークショップでは、参加者は、事前に配布されたマスタープロンプトを使い、GeminiやChat GPT上で自社(または仮想企業)のGTM戦略ドラフト生成に取り組みました。市場リサーチターゲティングバリュープロポジション競合分析チャネル戦略KPI案これらがAIによって瞬時に構造化され、次々と参加者のPC画面に“戦略のひな型”が形となって現れることに会場中に驚きが広がり、「明日から本当に使えそう!」「AIって凄いな」といった声があちこちから聞こえてきました。● グループディスカッション:「AIで作った戦略」×「自社のリアル」その後、AIによって生成された戦略ドラフトをもとに各テーブルで「GTMを浸透させるにあたって一番障害となりそうなものは何か」についてディスカッションを実施。さらにテーブルごとに代表者を決めて、その結論を発表していただきました。代表者からの声経営層に示せば理解されやすいが、現場の営業には説明が難しい裏取りや現場ヒアリングを事前に行うなど“実態との接続”が不可欠そもそも営業がGTM議論に入っていない企業では、提案の出し方が重要そうした声を受けて、中東氏からは「ただ単にGTM戦略という成果物を作るというだけでは駄目で、マーケ担当だけでなく経営層、営業も含めて全員で足並みを合わせていく“共通言語”を作ることが大切」だということ。また、AIを使えばGTM戦略が数分でまとめられることを体験してもらったうえで「つまり1年目の新人でも作れてしまう時代が来た。これからは、この事実を前提としてこれまでの仕事のやり方や自分たちの考え方を変えていかなければならない」と話されました。■ ネットワーキングパーティ/ライトニングトークその後、会場を移して「ネットワーキングパーティ/ライトニングトーク」を行いました。会場にはビュッフェ形式で料理と飲み物が並び、参加者の皆さんもリラックスした雰囲気の中、名刺交換を行うなど積極的に交流を深めていました。●ライトニングトーク:参加パートナー企業による取り組み紹介続いて当社のパートナーとして共に活動いただいている株式会社immedio 浜田英揮氏、株式会社Partner Prop 名倉桂吾氏より、自社のサービス・取り組みをご紹介いただきました。株式会社immedio 浜田英揮氏株式会社Partner Prop 名倉桂吾氏● インタビュー:「明日から実践したいこと」抽選で選ばれた参加者にインタビューを行い、ワークショップを経て得られた学びを語っていただきました。参加者からは「AIが生成した戦略フォーマットを使い、まずは自社のターゲットや商圏の再整理を行いたい」「共通言語となる枠組みができたので、社内メンバーとの議論がスムーズに進められそう」という声が挙がり、イベントを今後の業務に“持ち帰る”前向きな空気に包まれました。■ クロージング変革の中心に立つ「チェンジリーダー」へまず最初に、中東氏より参加者の皆さまへ、「GTMを浸透させる鍵は“経営層の関与”にある。今日共有したフレームを活用することで、下からでは言いにくいことも前に進めやすくなる。皆さん自身がチェンジリーダーとして組織を動かしてほしい」という力強いエールが送られました。続いて垣内は、当社のパーパスである「プロセスの進化で、はたらく人のちからを開放する。」に込めた意味を紹介しました。本来は人を助けるためのシステムやルール、業務プロセスが、現場ではむしろ負担や阻害要因になってしまっている企業が少なくない現状に触れました。「人の役に立つはずのシステムが、実際には役に立っていない。これっておかしくないか? と、ずっと感じ続けてきた。」長年抱いてきた違和感を共有したうえで、垣内はテクノロジーを活用し、こうした“動かない仕組み”をひとつずつ改善していきたいとを語りました。さらに、今回のMeetupで生まれたつながりや気づきを、参加者の皆さまとともに今後の「動くプロセス」づくりへつなげていきたいと述べ、会場に向けて感謝の気持ちを伝えました。その後、前向きな空気に包まれたまま集合写真の撮影へ。温かく希望に満ちたムードの中、SIGNAL B2B Meetup Vol.1 は幕を閉じました。■ おわりに今回のSIGNAL Meetupは、「GTMを共通言語にして、組織を前進させる」という私たちの想いを形にしたものです。GTM戦略の体系的理解DMIモデルの活用生成AIを使った実践的な戦略立案他社とのディスカッション・共感・学び合いこれらを一度に体験いただく場として、多くの方から高い評価をいただきました。ワンマーケティングは今後も、“マーケティング変革を共に進める仲間づくり”をテーマに、実践的な学びと交流の場を提供してまいります。次回、皆さまと再びお会いできることを楽しみにしています。