SEOとは?評価基準や具体的な対策まで基本をわかりやすく解説

SEOとは?

SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で、直訳すると「検索エンジン最適化」という意味になります。Googleなどの検索エンジンで特定のキーワードを検索した時、自サイトが上位に表示されることを目的として行う対策全般を指します。検索画面に上位表示されることで、Webでの集客数とコンバージョン数の増加につながります。

SEOはGoogle対策

SEOは、Google対策といっても過言ではありません。その理由は、日本の検索エンジンのシェアにあります。2019年5月~2020年5月の日本の検索エンジンのシェアは、Googleが75.53%でした。日本で行われるWeb検索の大半がGoogle検索によるものとなるため、Googleに対する対策を行なえば十分であることになります。

※参考:Desktop Search Engine Market Share Japan | StatCounter Global Stats

BtoB企業顧客はWebの情報を重視している

BtoB企業は、Webサイトの充実に注力する必要があります。インターネットが広く行き渡った現代社会においては、情報収集はWebから得るのが一般的となっています。顧客である企業が何かのサービスを導入しようと考えた際、必ずWeb情報を収集します。

企業が情報収集する段階において、Web上で自社のサービスや製品をアピールできれば、導入の可能性が高まります。情報をアピールするためにも、検索画面の上位に自社のWebサイトが掲載されることは、非常に重要なことといえます。

SEOのメリット

SEOのメリットについて解説します。

潜在層にアプローチできる

SEOを行うことで、見込み客だけでなく、潜在層にまでアプローチできます。検討段階にない潜在層のユーザーが検索した時に、自社のWebサイトを上位表示させることで、目にする機会を増やし、サービスや製品の認知につながります。

資産になり費用対効果が高い

広告を配信するたびに費用がかかる通常の広告と異なり、SEOを行うことにより、非常に高い費用対効果が得られます。SEOを行うことで、作成された記事などは、企業の資産として残ります。出稿された記事などは、Web上に掲載されている限り、集客し続けます。継続的にSEOを行ない、上位に表示されることで、多くの集客が見込めます。

ブランディングできる

SEOを行うことで上位表示され、検索での露出が拡大すれば、サービスや製品の宣伝・認知が進み、大きなブランディング効果が期待できます。企業がサービスや製品を選定する際は特にブランディングを重要視する傾向があるため、BtoB企業にとって大きなメリットといえます。

SEOのデメリット

SEOのデメリットについて解説します。

成果までに時間がかかる

SEOを行なったからと言って、すぐに成果がでるものではありません。あらゆる対策を施したとしても、成果としてあらわれるには、時間がかかります。SEOは、短期で結果が出るものではなく、長期間継続して行われるものだという認識が必要です。

コストがかかる

SEOに関する専門知識があり、自社で行える場合を除いて、SEOをコンサルタントなどに依頼することになると、依頼費などのコストがかかることになります。

Googleのアップデートで順位変動がある

SEOは、Googleがアップデートすることで順位変動するため、修正する必要が生じる可能性があります。SEOは、Googleのアルゴリズム対策として行われます。このアルゴリズムは、不定期ですが、アップデートされることがあります。Googleのアップデートにより、検索順位が下がる可能性があります。SEOの修正が必要となるため、注意が必要です。

Googleの評価がどのように決まるか

SEOで重要なGoogleの評価がどのように決まるのかについて解説します。

つねにユーザーファースト

Googleの評価基準で最大のポイントは、つねにユーザーファーストであることです。検索エンジンを利用するユーザーは、つねに何らかの疑問・解決すべき課題を抱えています。ユーザーが検索した質問に対して、的確な回答を検索結果として示すことを、Googleは重要視しています。ユーザーを満足させられるサイトであるかが、大切なポイントとなります。具体的な基準は、以下のとおりです。

3つの評価基準 E-A-T

E-A-Tとは、Expertise(専門性・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとった言葉です。コンテンツに対する3つの評価基準について、それぞれ詳しく解説します。

・Expertiseでは、専門性の高いサイトであることが求められます。1つのキーワードを選定し、そのキーワードについて、専門性の高い内容のサイトを作りましょう。

・Authoritativenessでは、権威性の高いサイトであることが求められます。政府広報であったり、医者本人が運営するサイトであったりなど、社会で認められていることが重要になります。

・Trustworthinessでは、サイトの内容が信頼できるものであることが求められます。Web運営者・著作者などを充実させる必要があります。

Googleが掲げる10の事実

Googleが掲げる10の事実とは、Googleが会社の理念として掲げている10箇条のことです。「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」という文章から始まり、全体を通して徹底的なユーザーファーストがうかがえます。Googleが考える客観的な事実とされており、サイトの在り方にも通じるため、SEOを行う際の考え方としておさえておくべきポイントです。

モバイルファーストインデックス(MFI)

モバイルファーストインデックス(MFI)とは、モバイル向けに作られたページのコンテンツによって検索順位を決定することで、2018年3月から開始されています。スマートフォンの利用増加に伴い、パソコンページのコンテンツで順位を決定していた従来の方針から転換されました。

日本でも、Webにアクセスする端末は、2017年に初めてスマートフォン(54.2%)がパソコン(48.7%)を上回りました。2020年5月に発表された最新の「通信利用動向調査」によれば、スマートフォン(63.3%)、パソコン(50.4%)となっており、その差はさらに大きくなっています。

モバイルファーストインデックスでは、スマートフォンでWebサイトが表示されたときのわかりやすさ・速度などが総合的に判断されます。

※参考:令和元年通信利用動向調査|総務省

評価のための3ステップ

Googleが評価基準をもとに順位を決定する際の3つのステップについて解説します。

クローリング

最初のステップは、クローラーが巡回する「クローリング」です。クローラーとは、あらゆるWebサイトを巡回するプログラムのことです。巡回し、サイト内のコンテンツを収集します。このステップは、Googleにサイトの存在を発見してもらう段階といえます。

インデキシング

次のステップは「インデキシング」です。クローラーが収集したサイト内のデータが、検索エンジンのデータベースに登録されます。これをSEO用語で「インデックスされる」「インデックス化」などと呼びます。ここまでのステップを経て、ランキングの対象となります。

ランキング

最後のステップが「ランキング」です。Googleのランキング要素を基準としたアルゴリズムによって、登録されたWebサイトの順位づけが行われます。Googleの定めるランキング要素(Ranking Factors)をより多く満たすWebサイトほど、順位はあがると言われています。

SEOの具体的な方法

SEO行なう具体的な方法を解説します。

外部対策

外部対策とは、自社以外のWebサイトに関する対策のことです。自社以外のWebサイトから、自社Webサイトにリンクを張ってもらう「外部リンク」が有効といわれています。外部から多くリンクされていると、そのサイトの情報が有益だと支持されている証としてGoogleから評価されます。外部リンクを獲得するためには、正確かつ有益で、質の高い情報を発信し続けることが重要です。

内部対策

内部対策とは、その名の通り自社Webサイトに関する対策のことです。特に有効な内部対策は「コンテンツSEO」と「テクニカルSEO」の2つです。

コンテンツSEO

コンテンツSEOでは、ユーザーの満足度の向上を重視します。具体的には、疑問や質問を持って自社Webサイトに訪れたユーザーが満足する回答を、コンテンツとして用意します。満足の度合いは、ユーザーの滞在時間の長さなどが指標になります。

テクニカルSEO

テクニカルSEOでは、クローラーに正しく評価されることを意識します。具体的にはWebサイトの内部構造を最適化することです。HTML要素の見直しなど、技術的なアプローチを行います。

キーワード選定

SEOを行う際には、キーワード選定が重要です。Googleで検索されるキーワードには、強いキーワードと弱いキーワードがあります。強いキーワードで検索すると競合が多く、自社サイトを上位表示させるのは大変です。少し弱めのキーワード、単独ではなく2~3の単語を組み合わせた複合キーワードの中から選定すると、上位表示されやすくなります。キーワード選定は、以下の3つのポイントを基準に行います。

・検索数が多い
・競合が少ない
・自社サービス・製品との関連性がある

Googleが提供するキーワード選定のための無料ツールを2つ紹介します。

Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、Googleの広告サービスの利用者向けに提供されているサービスです。利用するためには、Google広告のアカウント取得が必要になります。Googleキーワードプランナーを利用すると、指定したキーワードの検索数や関連キーワードなどを調べられます。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、自社のWebサイトを検証できるツールです。Googleサーチコンソールに、自社のWebサイトを登録することで、利用できます。自社のWebサイトを訪問するユーザーが検索したキーワードで検索が把握できます。新しいキーワード候補や、強化すべきキーワードがわかり大変便利です。

SEOには蓄積されたノウハウ・スキルが必要

BtoBマーケティングにおいて、SEOを行うことは非常に重要です。SEOを成功させさせるためには、蓄積されたノウハウやスキルが必要となります。自社でリソースを確保できない事も多いなど、課題は多いです。

ワンマーケティングは、SEOのために有効なコンテンツ制作を行なうなど、BtoBマーケティングの支援を行なっています。今すぐSEOに取り組みたいという人向けに、ノウハウが詰まった資料(ホワイトペーパー)を提供しています。ぜひダウンロードしてください。

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