トラッキングとは?Cookieの仕組みや規制・類似手法も解説

トラッキングとは?Cookieの仕組みや規制・類似手法も解説

ワンマーケティングが考える「BtoBマーケティング」とは?

トラッキングとは、ユーザーの情報を取得するために、ユーザーの行動を追跡・分析することです。マーケティング効果を高めるには、トラッキングを有効活用することが大切です。

この記事では、トラッキングの概要やメリット、Cookieを利用したトラッキングの仕組み、そのほかのトラッキング技術について解説します。さらに、トラッキングを制限する「ITP」についても紹介します。自社のマーケティング活動に、ぜひお役立てください。

トラッキングとは?

トラッキングを日本語で訳すと「追跡すること」を意味し、現在は「マーケティング」「物流」」「IT」の3つの業界でそれぞれ異なる意味合いで使用されています。

マーケティング業界では、サイト内におけるユーザーの行動を追跡し、分析をすることをいいます。物流業界では、荷物の配送状況を追跡することを表します。また、IT業では、システムの挙動などのログの監視として使われています。

この記事では、1番目のマーケティング業界におけるトラッキングについて解説していきます。

トラッキングによって何ができる?

具体的にトラッキングによってどういったことができるのか、ここで説明します。

Webサイトのアクセス解析

トラッキングによって、Webサイトに訪れたユーザーの行動を分析できます。具体的には、ユーザーがWebサイト内でどのページを閲覧し、どのくらいページに滞在したのかなどの情報をつかめるのです。どのページを訪れたのかなどの情報を把握することで、ユーザーが自社の商品・サービスにおいて何に興味関心を抱いているのかがわかります。

Web広告の効果測定

Web広告を配信した際には、トラッキングによって効果測定が可能になります。広告のクリック数やコンバージョン数を把握できるようになり、そのデータをもとに広告の改善や検証も行えます。特にBtoB分野において、Web広告で効果を得るためには、トラッキングは重要な要素です。

Cookieによるトラッキングの仕組み

トラッキングの仕組みを理解するには、Cookieについて知っておくことが大切です。ここでは、Cookieの概要や種類について解説します。

Cookieとは?

Cookieとは、Webサイトを訪れた履歴や入力情報など、ユーザーの情報を保存するファイルのことです。ユーザーがWebサイトに訪れた際に、WebサーバーからブラウザにCookieが発行されて、保存されます。そうすると、次回から一定期間、Cookieのデータが利用されるのです。

ユーザーは、ショッピングサイトなどでマイページにログインするときに、毎回IDやパスワードを入力したり、商品をカートに入れたりする必要がなくなります。この仕組みにより、スムーズにWebサイトを閲覧することが可能です。

また、ユーザーだけでなく、サイトを運営する企業側にもメリットがあります。例えば、Cookieに保存された情報をもとに、リターゲティング広告の配信が可能になり、他ページをみているユーザーに対しても、広告を表示できます。

Cookieの種類

Cookieには、「ファーストパーティCookie」と「サードパーティCookie」の2種類があります。ここでは、それぞれの特徴を解説します。

ファーストパーティCookie

ファーストパーティCookieとは、ユーザーが閲覧したWebサイトから直接発行されるCookieのことです。例えば、ショッピングサイトにアクセスした場合、そのショッピングサイトがIDなどを保存するために発行するCookieが、ファーストパーティCookieに該当します。

サードパーティCookie

サードパーティCookieは、ファーストパーティCookieとは異なり、ユーザーが訪れたサイト以外のドメインから発行されるCookieのことです。例えば、サイトを訪問したときにバナー広告が表示されている場合、その広告はサイトのドメイン以外から配信されています。ここで発行されるCookieはサードパーティCookieです。

Googleは2020年1月14日、ChromeにおけるサードパーティCookieのサポートを廃止することを発表しました。同時に新しいトラッキング方法も開発中であると言及しています。

トラッキングを制限する「ITP」とは?

ITPとは、「Intelligent Tracking Prevention」の略語で、ユーザーのプライバシーを守るために、Appleが「Safari」に搭載した機能です。この機能により、Cookieの働きが制限されます。そのため、広告配信に与える影響は大きいです。

例えば、SafariでサイトにアクセスしたユーザーのCookieは24時間までしか追跡できないため、効果測定が困難になります。そしてSafariは、モバイルユーザーを中心にシェアされています。そのことから、モバイルユーザーをメインのターゲットにしている場合は、早期に戦略の練り直しが必要です。ITPは以下の順で規制範囲を広げてきています。

・ITP1.0:3rd party cookieの制限(2017年9月)
・ITP1.1:3rd party cookieの制限強化(2018年3月)
・ITP2.0:1st party cookieの制限、トラッカーへのリファラ制限(2018年9月)
・ITP2.1:1st party cookieの制限強化(2019年3月26日)
・ITP2.2:1st party cookieのさらなる制限強化(2019年5月13日)
・ITP2.3:1st party cookieのさらなる制限強化、localStorageの制限(2019年9月10日)

Cookie以外のトラッキング技術は?

ここでは、Cookie以外のトラッキング技術について解説します。

ブラウザーフィンガープリント

ブラウザーフィンガープリントは、その名の通り「指紋」を意味し、ブラウザの情報を使用してユーザーを特定する技術のことです。ITPが対象となる環境においても、影響を受けることがなく、比較的容易に実装できることがメリットです。

スマートフォン端末を識別する「広告識別子」

広告識別子とは、スマートフォンの端末を識別するために生成されるIDのことで、広告配信のために使われます。この広告識別子は、ユーザーの端末でアプリがインストールされることで取得できます。インストール後は、端末から送信された情報をもとにユーザーの追跡が可能になります。

スマートフォンアプリ

スマートフォンアプリは、インストールするときに端末上の情報へのアクセス権限が付与されます。例えば、位置情報やカメラ、ストレージなどがあります。スマートフォンアプリでは、これらの情報をもとにして、ユーザーの追跡ができるのです。

ケンブリッジ大学研究チームが発表した「SensorID」

SensorIDは、スマートフォンに搭載されている「加速度センサー」「ジャイロスコープ」などのデータを分析することで、端末を特定できます。端末によって利用するデータは異なり、iOS端末ではジャイロスコープと磁力センサー、Android端末では、加速度計、ジャイロスコープ、磁力センサーの情報を利用します。

トラッキングを利用したマーケティング施策のポイント

ここでは、トラッキングを利用したマーケティング施策のポイントを紹介します。

データ活用には明確な目的を持つことが大切

トラッキングによって取得したデータをマーケティングに有効活用するには、事前に目的を明確にしておくことが大切です。例えば、「ユーザーがどのような経由でコンバージョンしたのかを知るためにデータを集める」というように設定します。

まとめ

Webマーケティングでは、トラッキングを積極的に活用し、ユーザーの行動を正確に把握し、施策や広告改善につなげることが大切です。BtoB分野でもトラッキングは重要な要素であり、BtoBマーケティングを成功させるためには蓄積されたノウハウやスキルが必要です。

ワンマーケティングでは、MA導入支援やコンサルティングのほか、MA運用に必要なMA設定、コンテンツ制作をサポートし、自社の課題を解決します。また、マーケティングノウハウが詰まった資料も配布しています。自社のビジネスにぜひご活用ください。

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