WEBから見込み客がどんどんやってくる!コンテンツマーケティングの重要性と制作のヒント
2014/01/23|BtoBマーケティングラボ|山岸 勇毅/ワンマーケティング株式会社
・ワンマーケティングが考える「BtoBマーケティング」とは?
コンテンツイズキングという言葉をよく耳にするが、これはBtoBにおいても例外ではない。実際、BtoB企業の課題としても、コンテンツに関するものが徐々に多くなってきている。しかし、コンテンツが重要であることはわかっていても、なかなか踏み出せずにいる企業も多いだろう。そこで今回は、BtoB企業がコンテンツマーケティングに今すぐ取り組むべき理由と、コンテンツ作成時のヒントを紹介したい。
コンテンツはなぜ重要なのか?
下記のデータはBtoBユーザーの情報源が何かを示したものだ。ご覧いただくとわかるように、BtoBの購買時の情報源は、その多くが企業のWEBサイトである。
加えて、Googleのペンギンアップデートやパンダアップデートなどのスパム対策、より検索者の意図に最適化されたハミングバードが実施されたことで、今まで検索上位に来ていた多くのサイトが影響を受けたと言われている。これらのアップデートは全て、検索者にとって、有益な情報を提供するために実施されたアルゴリズム改善であり、今上位にあるWEBサイトの多くは、検索者にとって有益であると判断されたものである。
これらから推測できることは、今後、WEBからの流入を増やすことはBtoBのマーケティングにおいて欠かせない要素であり、そのためのSEO対策には、検索者に有益なコンテンツを提供することが重要であるということだ。
コンテンツには更新性が必要
コンテンツは、静的なものはもちろんだが、それ以上に重要視していただきたいのが更新性のある動的なコンテンツ。例えば、専門的なブログや、連載物のコラムなどだ。今読んでいただいているこの記事も、検索し、サイトに訪問していただいた方に、情報を提供するための更新性のあるコンテンツ(ブログ)である。
なぜ、更新性のある動的なコンテンツなのか?
その理由は、作成したコンテンツが、資産として蓄積されていくことにある。コンテンツがどれだけ検索者に有益かはもちろん、質の良い情報がどれだけ新しく提供されているかも現在の検索アルゴリズムにおけるSEOには効果的である。実際、弊社もインバウンドの取り組みとして、コンテンツ制作に力を入れたことで、アクセス数、引き合いの件数ともに飛躍的に向上した。その上、コストは他の施策と比べて比較的低く実施することができ費用対効果にも期待できる。
あなたが、この記事に検索エンジン経由でやってきたのだとしたら、コンテンツがもたらす可能性を感じていただけるのではないだろうか?
コンテンツ制作における導入のヒント
しかし、重要性は理解していても、なかなか踏み出せずにいる企業が多いのも確かだ。それは、予算、人員などのリソースの問題や、そもそも続けられるコンテンツがないということが理由だろう。
質の高いコンテンツを継続的に続けていくためにはどうすればいいのか?ここで、コンテンツを制作する上でのヒントを1つご紹介しよう。
コンテンツを制作する時には、3つの視点で考え、伝えるべきコンテンツのコアを見つけていただきたい。
1つ目は検索者のニーズは満たされているか?というユーザーからの視点。2つ目は伝えたいことは何か?という制作者からの視点。3つ目はコンテンツによって深く訴求が可能か?というサービス提供者としての視点だ。これらの混ざり合う場所に存在するのが、コンテンツのコアであり、自社にしか出せない独自性、他社との差別化に繋がるポイントである。
コアを見つけることで、どんなテーマでどのような情報をコンテンツとして制作し、継続的に提供するべきかを整理できるはずだ。
そして、もう一つ。コンテンツ制作はBtoBマーケティングの施策の中でも重要視するべき施策である。力を入れて制作するためにもコアを見つけたら、コンテンツ制作の人員を配置することをお勧めする。
まとめ
デジタル領域のマーケティングにおいて、コンテンツはその根幹となるものだ。BtoBでは、現状コンテンツ制作よりも、広告や展示会に大きな予算を割かれる傾向にあるが、私はもっとコンテンツに人員、予算を割き、力を注ぐべきであると考えている。今後もコンテンツ重視の流れは加速していく。いち早く、コンテンツの重要性に気付き、取り組んだ企業しかマーケティングを成功させることは難しくなる時代はすぐにやってくる。是非今回の記事を参考に、コンテンツ作成に取り組んでいただきたい。
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